青森市 高屋敷館遺跡
青森県青森市浪岡の高屋敷館遺跡です。国道浪岡バイパス建設のため発掘調査されましたが、平安時代後期の防御性集落跡であることが判明し、その重要性からバイパスは迂回することになって保存されました。国指定史跡になっております。まだ整備途中のようですが、見学しました。
位置図 (国土地理院)
高屋敷館遺跡の垂直写真(Googleより)
大釈迦川に面した段丘縁辺部にあり、外側に土塁を伴う堀が廻っています。
内部の四角いものは竪穴建物跡
南西側の堀と土塁のカーブ
空堀の外側に土塁が盛られています。
曲がり角は南東隅の部分
この曲がり角の北側(左側)の堀の中から木橋の橋脚が発見されています。
西側の土塁と堀と柵(復元)
実際の空堀は深く急傾斜で掘られていました。遺構保護のため浅くしてあるようです。
堀の屈曲部と門(復元)
門と堀屈曲部の関係(北から)
内部の竪穴建物跡の平面表示(アスファルト部分)
後方は柵と門
整備工事の完成と公開が待たれます。