山猫の山ある記

中世山城や古建築など、巡り歩いた情報を発信します。当面の間、過去の訪問先の情報が主になりますが、近い年月日の情報も随時発表していきます。

大仙市 十六沢城跡

 本日、秋田県に所用があったので、用務のあと、20数年ぶりに十六沢城に向かいました。この城はあまり大きな山城ではありませんが、山頂部分の遺構が良く残っており、北西側の中腹部に構えられた畝状縦堀が特徴的です。

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十六沢城の遠景(西から) 手前の尾根にあります

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十六沢城の位置                 (国土地理院HPより)

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 登り口の駐車場

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 主郭西側の腰曲輪です。ここを進むと、

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 尾根を切る堀切がありました。向かって左側が主郭になります。

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 主郭へ登る道です。昔はもっと狭い道で、階段はなかったように記憶しています。

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 山頂の主郭 南西方向をみたところ

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主郭 北東方向をみたところ

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 南西方向の眺望です 遠くはるかに鳥海山

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 先ほどの堀切を主郭から見下ろしました。主郭の南西方向の尾根を堀切っています。

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 南東方向の尾根を切る堀切 階段が設けられ、木橋がかけられています。手前の急斜面や堀切反対側の土塁が壊されています。これはいけませんね。

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木橋の上から見た堀切

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 堀切りに懸けられた木橋と急斜面を登る階段 

 手前には低い土塁がありましたが、削られていました。

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尾根を南東に進むと小さな堀切が残っていました。

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 ぶれてしまいましたが、堀切りです。

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 堀切を南東側から見たところ

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 主郭西側の一段低い平坦面

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 北西側斜面の堀と分岐する縦堀

 この写真からはわかりませんが、縦堀は二段、入れ違いに設けられています。

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 登り口の駐車場の上には井戸跡があります。

 

 見学を終えて

 十六沢城は地域のシンボルとして公園整備が進められています。20数年前に来たときよりも、園路や四阿などが整備されて歩きやすくなっていましたが、その反面、至る所で山城の土塁や堀切り、切岸(人工の急斜面)などが傷つけられていました。この日も北西の畝状縦堀の周辺で園路を整備中でした。公園整備も必要ですが、園路のルートを工夫したり、階段の幅を少し控えめにするなど、もう少し遺構を傷めない方法がなかったのでしょうか。山城に感動しつつも、少し残念な気持ちで城を後にしました。